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寝不足ジラフ

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さいたまの全盲女子学生負傷事件について。俺たちはもっと強くなりたいと思ったな。

「全盲なら乗るなよ」「相当イラつくのは確か」川越線での全盲女子負傷 加害者への同調がツイッターで続出 - NAVER まとめ

Society

 

さいたまで全盲の女子学生が、白い杖で誰かを転ばしてしまい、その誰かに腹いせで蹴られたという事件。色んなところでニュースになってる。想像するに、ラッシュ時にもし自分が杖でこけてしまったら、きっとすごくイラっとしただろう。さすがに暴力はふるわないけど、舌打ちくらいしてしまうかもしれない。

 

でもネット上の書き込みを見てると、あまりにひどくて自分のことを棚に上げて、なんだか情けなくなってきた。「自業自得」とか「被害者づらしてんじゃねえぞ」とか「昔障がい者に手を貸したのにあいつらは礼も言わない」とか、もーちっと強くなれねえのか俺らは。

 

このまとめ見て、小学校の頃、身体障害の友だちがいたことを思い出した。手は両肘まで無く、足は両膝までない。四肢に障害(というかない)を持った奴だった。体育座りから起きるのも周りの人たちの手をかりてたし、トイレに行っても自分でズボンの上げ下げもできない。でもすごく明るく元気で、クラスは違ったけど同じ将棋クラブで将棋をするようになってから話すようになった。将棋は俺よりもずっと強くて、よく負けたなあ。将棋しながら話してた放課後が楽しかった。

 

いつものように将棋指しながら話していたある日、そいつがこんなことを言ってた。「みんなに助けてもらってすごくありがたいし、感謝せなあかんと思ってるのに、どーしようもなく腹立つことあるわ。何で俺だけって。何で俺が障がいもってて、色んな人に気をつかってもらって、自分も気をつかわなあかんのやろって。疲れきってもうて素直に感謝できん。でもこれが一生続くんよなー」って。そのときは俺も子供だったし、「ふーん、大変だな」くらいのものだったけど、そりゃそうだよな。程度問題はあるにせよ、障がいを持って生きていくって並大抵のことじゃないんだよな。今思い返したらすごい奴だわこいつ。というか気づかなかった&忘れてた俺がバカか。

 

話は戻って、さいたまの全盲の女子学生の話。通学、通勤時間帯をずらすとか制度的な工夫ももちろんいいんだけどさあ、もうちょっと俺ら(健常者)は強くなりたいと思ったな。好き好んで抱えたわけでもないハンデ抱えて、頑張ってる人たちに比べれば、俺らの人生は何倍も恵まれてるじゃん。手伝って礼言ってもらえなかったからって怒るなって。そういうときもあるって。杖につまずいてころんだら、目に障がいある人なんだから、まず相手が大丈夫かぐらい気遣ってもいいじゃん(自分が重傷だったらちょっと話違うけど)。

 

制度や仕組みもそれを支える人間の気持ちがないと、うまくいかないぜきっと。あーなんかガラでもないわ。変なこと書いとるわ。きっと自分も転んで舌打ちしてそうで恥ずかしい。もっと強くならなきゃいかんな。おやすみ。