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LINE元社長による「シンプルに考える」。成功は捨て続けたほうがいい。それが、その人の「市場価値」を高め続ける唯一の方法です。

元LINE社長の森川亮氏による「シンプルに考える」。日本の新しいインフラとも言えるLINEの生みの親だけあって、考え方もだいぶ尖ってて面白い。一般的に会社や仕事に必要だと思われているものを、次々に「いらない」と切って捨てていくのが小気味良い。いくつかなるほどと思った部分を中心に紹介。

 

 

社員の質にこだわり、厳選採用し、成果を出す人に報いる

大量採用はしません。なぜなら、数を求めると質を犠牲にせざるを得ないからです。何事も量が質がを決めます。「間違った目的をもつ人」の割合が高くなると、徐々に企業文化が変わり始めます。

 

全社員の給料をリセットすることにしました。これからは成果を出し、ユーザーに大きな価値を提供している人から優先的に給料を支払います。」  

成果を出すための心構え、仕事の仕方

心理的にも肉体的にも強いストレスにさらされるのが、仕事というものです。仕事は、しんどくて当たり前なのです。…その苦しい過程を経て、結果が出たときの「幸せ」の感覚を体感しているのが、本物のプロフェッショナルではないかと思うのです。

 

ヒット商品をつくり続ける「すごい人」たち…彼らを観察してきて、ある共通点に気づきました。みんな自分の好きなことだけやって生きているです。…それを「あきらめる」とか「我慢する」ということをしない。…だからこそ子どものころの瑞々しい感性が残っているのではないかと思うのです。これは、「いい仕事」をするうえで絶対に必要なことだと思います。

 

僕が企画の採択にあたって重視するのは、その企画に提案者の個人的な「実感」が込められているかどうかです。どんなに市場調査や売上データを並べて、「ここに大きな市場がある」と説明されても、それだけでは本当に「いいもの」がつくれるとは思えません。

 

リソースはいつも足りない。それがビジネスの現実なのです、大切なのは、そのなかでいかに知恵を絞って結果を出すか。その試行錯誤のなかでこそ、本物の仕事力は鍛えられます。

 

もちろん、常に不安です。でも、それがこの世の現実なのだから、むしろ、その不安を楽しんだほうがいい。未来がわからないからこそ、可能性が無限大にあると考える。そして、その可能性に自分を賭けていく。そのような生き方が大事なのだと思います。

 

成功は捨て続けたほうがいい。たとえ厳しくとも、常に新しい価値を生み出すことに挑戦し続けたほうがいいのです。それが、その人の「市場価値」を高め続ける唯一の方法です。

 

経営も現場も、ユーザーに価値あるものを提供することが至上命題

現場はひたすらユーザーのためにユーザーのために全力を尽くす。経営は、現場が仕事にとことん手中できる環境を守る。

 

プレースタイルは現場に一任しています。いやマニュアルかできないと言うほうが正しい。クリエイティビティは(創造性)というものは完全に属人的なものだからです。…経営が「仕組み化」などと称して、余計なことをしないほうがいい。現場は、どんなやり方でもいいから、「いいもの」さえつくってくれればいいのです。

 

エコシステムは、「仕組み」のように第三者がコピーすることができないものだからです。だからこそ、僕は「仕組み化」できない部分に競争力の源泉があると考えているのです。

 

ボトムの底上げが組織力の向上につながる…しかし、本当にそうでしょうか?…むしろ、フォワードにトップスピードで走らせる。それに必死についていこうと努力するから、人は成長していくのだと思います。だから僕はトップスピードに合わせることを経営の目標としてきました。それが強い会社をつくる最高の方法だと考えているからです。

 

会社は社員同士仲良くするためにあるのではありません、。あくまでユーザーに喜ばれるものをつくる場所です。

 

差別化を考えるとき、僕たちが見ているものは何でしょうか?ターゲットとしている商品であり、ライバル企業です。そこには、ユーザーがいないのです。つまり、差別化を追求すればするほど、ユーザーが求めていることから離れてしまう恐れがあるということ。ユーザーが求めているのは「違い」ではなく「価値」です。