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寝不足ジラフ

音楽、映画、本、旅、インテリア、ファッションとか

子供にプレゼントするよりも、大人にプレゼントしたい絵本「100万回生きたねこ」

会社のイベントでプレゼント交換のようなことをするので、何か本を買ってきてほしい、というオーダーをもらったのだけど、本といってもビジネス本では芸がないなあ、と思っていたところ、本屋でピンときた。絵本にしよう。

 

絵本のテーマというのは、子供のために大人が書いた(描いた)ものなので、大人が自分の子供、ひいては次世代を担う全ての子供たちに、「このことは大切だから伝えたい」という本質的なものになっていることが多い。例えば、愛とか、友情とか、正義とか、生死とか、優しさ、とか。

 

なので、それは大人が子供向けに伝えようとしているようで、「このことは大切なんだ」と自分たちに向かって言ってもいるということなんです(多分。勝手にそう思っている)。したがって絵本こそ、大の大人が読むべきだ、というのが自分の考えです。

 

そもそも、難しくて長々しい本を読むより、本質的なテーマをシンプルなストーリーと言葉で伝える本のほうが、よっぽどためになるかもよと。

 

100万回生きたねこは、1977年に初版で累計200万部ということなので、相当長く読み継がれている絵本と言える。子供が絵本を選ぶのではなく、大人が選ぶのだから、大人が読んで良いと思えるストーリーになっているのは間違いない。

 

何回もいろんな人生を生きては死に、生きては死んだねこが、100万回目のある人生を最後に生き返らなかった、それは一体何故なのか。最後のページがとても良い味を出してます。

 

この絵本が個人的に良いなと思うところは、「なぜねこはもう生き返らなかったのか」という問いに対して、読んだ人それぞれが少しずつ違う回答をしそうなところ。それもみんなポジティブな方向性の回答、ということは揃ったまま。読み手の人生や感受性を受け止めて、少しずつ違うポジティブな解釈・意味を引き出すのは良いストーリーの特徴です。

 

子供にプレゼントするのはもちろん、大人にこそプレゼントしたい本です。ちなみに知りませんでしたが、映画やミュージカルもあるんですね。ミュージカルは深田恭子が出てる。。

 


映画『100万回生きたねこ』予告編 - YouTube

 


深田恭子主演ミュージカル『100万回生きたねこ』製作発表・歌唱披露 - YouTube